秋田の酒大百科
 

秋田流 寒造り
 
酒造りは日本全国で様々な流儀がありますが、秋田の酒は寒冷地の特徴を生かした秋田流寒造り(低温長期醗酵法)で造られています。この低温長期醗酵は昭和初期、秋田県工業試験場醸造部(現秋田県農林水産技術センター醸造試験場)部長であり、“秋田清酒の父”といわれた花岡正庸氏が、寒冷地秋田に適した醸造法として普及に努めたもので、もろみの最高温度を低く抑え日数を長くとるという方法です。
その基本は現在に綿々と受け継がれ、秋田酒の特徴である「濃醇なめらかで馥郁たる香気のあるお酒」が醸し出されるに至っています。

温厚誠実な杜氏気質で
 
酒質は、造る人の人柄をあらわすとも言われます。
秋田県の清酒の多くは山内杜氏たちにより造られています。この山内杜氏は長い伝統と歴史を持ち、米作農家の出である者も多く、米質についての豊富な知識をもとに酒造りのすぐれた技術を持っています。その性格は粘り強く温厚誠実で、秋田酒の酒質にもあらわれています。