この人に聞く
 
第5回目は、かづの銘酒(株) 田村清司社長です。

田村清司 プロフィール

生年月日: 昭和24年(1949年)10月29日
経歴:
昭和48年3月立教大学理学部卒業
秋田県北部の企業合同酒造会社の工場に13年間勤務後、地域の支援を得て平成3年にかづの銘酒株式会社を設立し、代表取締役として現在に至る。
 
・ホームページ
 http://www.osake.or.jp/kuramoto/d141.html

・E-mail
 titosez@ink.or.jp

Q 今年の「千歳盛」の造りはいかがでしたか?
田村社長:
蔵は県内の酒蔵で最も標高が高く、気温も最も低い十和田八幡平国立公園にまたがる盆地の中に位置します。例年、零下15度位の何回かの冷え込みと途中に暖気があるのですが、今年の冬は常にマイナス5度前後で雪がまったく溶けず、積もり重なる一方でしたが、酒造りにとっては理想の寒造りの年になりました。
地元の美田で生産された「秋田酒こまち」による大吟醸「真花伝(しんかでん)」、農協青年部供出の「あきたこまち」で仕込んだ純米酒「おらどの酒」、縄文遺跡の近くで栽培の紫黒米「小紫」を使った「万座の舞」など、地元生産米の酒をはじめ全部で23本の仕込本数でしたが、一本一本ていねいに造りあげれたと思っております。

Q 現在日本酒市場は厳しい状況ですが、今後の展望等お聞かせください。

田村社長:
冠婚葬祭はじめ日本酒を目の前にする機会が多いのに、敬遠される度合いが増えております。酔う酒という先入観が強くなって来ていると感じます。
飲み方をはじめ、その人に合った日本酒を、その場に合った日本酒を楽しめるよう、飲む人になって考え、なおかつ日本酒本来の良さを理解してもらえるよう努力していかなければならないと思います。
酒造りそのものを、消費者のみなさんに肌で感じ取って貰えれば、日本酒に対する興味、親しみ、感激などいろんな感性を呼び起こし、日本酒文化に対する価値観が変わってくると思います。こまめなふれあいが必要だと思います。


Q 今後の抱負等をお聞かせください。

田村社長:
地酒として地域に密着した酒蔵でありたいと思っております。
地方も地域も、これから更に困難な問題を乗り越えていかなければなりません。地域みんなで協力しながら取り組まなければ難しいと思います。
鹿角地域は人口増加が期待出来ない状況であり、交流人口、滞留人口を増やしていくことが課題です。
鹿角の地酒として、観光はじめ訪れたみなさんの心和む酒となるよう、そして地域が誇れるような酒を造っていきたいと思います。


◎毎月各蔵の「この人」をピックアップして情報をお届けいたします。
お楽しみに!

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