●杜氏紹介
由利郡岩城町(現由利本荘市)赤平出身
氏名 佐々木時雄
昭和二十四年七月五日生まれ
全国新酒鑑評会では平成二年、四年、五年、十四年、十八年に金賞、同三年に銀賞受賞。
東北では昭和六十二年より本醸造、純米、吟醸の部で度々優等賞を受賞。
平成四年に純米酒の部で県知事賞を受賞する。
また2001年、2002年、2003年には全米日本酒歓評会にて、純米大吟醸、特別純米酒でGOLDEN AWARD OF EXCELLENCE (金賞)受賞。

昭和四十三年本荘高等学校卒業後同四月に秋田誉酒造(株)亀田工場に入社する。
昭和四十六、七年国税庁滝野川醸造試験所で醸造技術を学び、昭和六十一年杜氏になり現在に至る。

〈杜氏の姿勢〉
県の優良酵母である秋田流花酵母(AK−1)の使用で、平成二年より全国新酒鑑評会に入賞できるようになり、大変ありがたい、と思う。新酵母AK−1、AK−2F、AK−3F等またこれから開発されるそれぞれの酵母を現場でうまく使い、「香味良好で喉ごしの良い呑み易い酒を醸し出す事ができれば良いな」と思う。

井戸

良質な醸造用水を求め探索したところ、秋田富士鳥海山の伏流水と思われる湧水をみつけ、600mのパイプを引き各工程に使用しております。水質は硬軟水で最近水源地を大幅に整備しよりよい環境保全に努めております。
「亀の尾」由利本荘市産の幻の酒米

1893年(明治36年)に山形県の現在、庄内町の阿部亀治が冷害に耐えて 立っている3本の穂を偶然発見(突然変異と思われる)。これを種子にし苦労の末育て上げた。1925年(大正14年)には東北地方の代表的品種となり、一時代を築く。しかし害虫、化学肥料に弱く、多収性の米に座を奪われ消えていった。
その後1983年(昭和58年)に長野県の久須美酒造が復活させ、TVドラマ「夏子の酒」のモデルとなる。弊社でも亀の尾の種子を手に入れ、蔵人が作付けを行い醸造。贈答品、また幻の酒米の酒を気軽に飲んでもらうためにカップ酒としても販売しております。

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