秋田蔵元ガイド


天寿酒造株式会社[天寿]

天寿酒造の歴史

天寿酒造は、文政13年(1830年)初代大井永吉が麗峰鳥海山の麓、由利本荘市矢島町に創業しました。当主は代々永吉を名乗り、現在は七代目が継いでおります。主銘柄「天寿」は百歳までも幸せに生きる事の意味であり、ラベルの文字は2000年もの昔、中国山東省泰山の磨崖に刻まれた金剛経から写したものです。歳月だけが刻む事の出来る風格を酒の味に生かし、また顧客への長寿の願いが込められています。七代目が目指す「地元で出来る最高の酒」は、伝統を大切にしながらも常に革新を重ね、近年では国内はもちろん海外のコンテストでも数々の賞に輝き、その品質の高さが証明されています。

酒蔵の特徴

酒蔵の随所に酒造りに対する天寿酒造のこだわりと工夫があります。洗米用定量自動計量器や米研ぎ後の水切り作業に用いる脱水機等々、天寿酒造で独自に開発・改造された機械が多々あり、良質な酒を造る製法を常に模索し続けています。また、生酛仕込みや瓶内二次発酵型スパークリング日本酒の製造を行うなど、新商品開発や品質の向上に挑戦し続ける姿勢は天寿の伝統。七代目社長と杜氏が知恵をしぼり、経験豊かな蔵人たちが酒造り一つひとつの工程において、力を最大限に傾ける事が出来る環境の整備が行われています。

天寿の酒

天寿の目指す酒造りは「地元で出来る最高の酒」。六代目の「酒造りは米作りから」の教えのもと、昭和58年に全国に先駆けて蔵元自ら「天寿酒米研究会」を設立。秋田県で出来る最上の酒造好適米を目指し、蔵人を中心としたメンバーと地元の農家の協力で40年近い歴史を誇っています。
天寿のある由利本荘市矢島町は、鳥海山と出羽丘陵に囲まれ積雪も多く、秋田流低温長期発酵の酒造りには絶好の地です。鳥海山の万年雪が生み出す清らかな水を伏流水とし、原料米はすべて天寿酒米研究会を中心とした契約栽培米を使用。水と米と大自然に恵まれたこの地ならではの酒造りを行っています。また、七代目が花酵母研究会の初代会長をつとめるなど、東京農業大学が分離・採取した「花酵母」を使用した醸造にも積極的に取り組んでいます。米・水・技にこだわり、多くの人々から愛される「美酒天寿」を造り続けています。

杜氏紹介 [一関 陽介 - Yousuke Ichinoseki ]

杜氏就任11年目の一関陽介氏は、「やわらかでやすらぐ酒」造りを心がけています。
杜氏をはじめ天寿酒造の蔵人の酒造りに対するこだわりをお伺いしました。
『伝統的な酒造りで良いとされた製法は、本当に良いのかを検証し、良ければ今の技術で更に徹底し、不要な事は廃止します。常に蔵人皆で確認し合い、最良の製造法とは何かということを意識しています。全工程において、気が付いたことがあればその都度改善していくことが天寿七代目の酒造りの基本姿勢です。そのことに忠実に必要な時に必要な作業・行動をとることを心がけ、常に酒と向き合う姿勢を持ち続けることで良い酒は生まれると考えています。』

※一関陽介杜氏プロフィール
昭和57年生まれ。東京農業大学短期大学部醸造科卒業後、天寿酒造勤務。前杜氏の元で酒造りを学び、平成24年より現職。

お問い合わせ先

名称 天寿酒造株式会社
代表 大井建史
所在地 〒015-0411 由利本荘市矢島町城内字八森下117

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電話 0184-55-3165
FAX 0184-55-3167
ホームページ http://www.tenju.co.jp/